水族館劇場

ランカイ屋の前説

水族館劇場 2010公演『NOMAD 恋する虜』に最も多くの観客が集まった日。
プロローグが始まる駒込大観音前の広場に作られた野外舞台で前説をするのは、水族館劇場の作・演出家の桃山邑さん。世にも珍しい劇団座長による前説と客入れが見られます。『NOMAD 恋する虜』は、"ランカイ屋"が過去を遡る物語ですが、その物語を作り、水族館劇場を束ねる彼が、まごう事なき野生のランカイ屋
駒込大観音境内 特設蜃気楼劇場
 
駒込大観音特設蜃気楼劇場 10年目の集大成。これで観納め、水のサーカス。
水族館劇場 2010公演『NOMAD 恋する虜』、残り 2回。
やぶれ船の桟橋が架かる期間はあと二日。
NOMAD 恋する虜
 

水の芝居の紙芝居

シルエット工場(川口 喜久雄)を彷彿させるような風景。
いや、芝居の中とはいえ、本当の影。・・・いや、いや。影に本物も作り物もないか。
 
影は琥珀色の光に照らされながら、陽炎のように蠢いていました。
紙芝居
水族館劇場 2010公演『NOMAD 恋する虜』、残り 5回。
 
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* 谷中の「古今東西雑貨店 イリアス」は、数多く川口喜久雄さんの作品(シルエット工場)を取り扱っています。

水族館劇場 2010公演『NOMAD 恋する虜』のプロローグは約 20~30分あります。駒込大観音境内 特設蜃気楼劇場はテントの外へはみ出したかのように、セットが組まれた児童公園で開演します。視界 180度のあちらこちらから物語の登場人物が現れては消えていきます。
開園約 5分前。
駒込大観音境内 特設蜃気楼劇場
 
* 公演最終三日間(6/5,6,7)の前売り入場券が残り少なくなりつつあります。最終三日間のいずれかを観覧希望で、前売り券をまだ購入されていない方はお急ぎ下さい。

■ 6月5日(土)前売り券の販売について
<http://suizokukangekijou.com/news/2010/06/65.html>
 

鉄の天の川

天空の構造は複雑だ。ガスや光線や石や闇で出来ている。
水族館劇場
天空の構造は単純だ。鉄板と鉄パイプとシートで組まれている。
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水族館劇場 2010公演『NOMAD 恋する虜
~駒込大観音境内 特設蜃気楼劇場"水邊の廢園"より~
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客演している高山宏さんが、水族館劇場のテントを見上げながらこう言われます。
「このような剥き出しの鉄骨まで見せっぱなしの芝居なんて他にないでしょう。此処ではテントそのものが芝居なんだ」
この芝居集団が、"劇団"でなく"劇場"を冠する所以なのでしょう。幕が開けば、そこに"水邊の廃園"が現れます。しかしその前に芝居小屋に入られましたら、是非会場を見上げてみて下さい。緑の空と鉄の天の川が広がっていますから。
 

ランカイ屋と博覧会

水族館劇場 2010公演『NOMAD 恋する虜』も二週目を迎えました。毎公演の如く、一週目は予告編だったのか?...と思えるくらいに場面もセットも増えて、物語の世界は深く濃くなっています。どうぞ一週目の芝居を観られた方は(余力がありましたら)、二度目の観覧をされると一層、水族館劇場を楽しめること請け合いです。
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ランカイ屋とは、博覧会のイベント・プロデューサーのような・・』と書きましたが、博覧会自体もテーマパークとはいえ、大きな見世物小屋に近いものだったようです。いわゆる"ランカイ屋"と呼ばれた興行師は、テキ屋の親玉に近い存在だったのかも知れません。
 
参照リンク:
探検コム <http://www.tanken.com/>
■ 日本初の観覧車 <http://www.tanken.com/kanran.html>
■ 衛生展覧会 <http://www.tanken.com/eisei.html>
 
観覧車通信・Kanransha-tsushin <http://blog.livedoor.jp/tenbosenkaisha/>
躍進日本工業大博覧会の観覧車 <http://blog.livedoor.jp/tenbosenkaisha/archives/1570694.html>
 
衛生博覧会
 
高山宏さんがつれづれに話されたのですが(聞き覚えなので些事は違うかも知れません)、『テキ屋にしても、見世物にしても、サーカスにしても、小屋掛けはある日、忽然と"非日常"を連れて現れる。そして幾日か後の朝、突然に跡形もなくその場所から消え去っている・・・。それらも含めて本来の芸能があったのではないか・・・、』との旨でした。
そういう意味で、テントを組み上げるところから芝居を作る「水族館劇場」とは、在り方自体が演劇である、と。
博覧会、サーカス、見世物、演劇...etc. 『非日常=スペクタクル』の提供をかつて担っていた芸能は、いまやテレビやインターネット、デジタルゲームへと呑み込まれてしまいました。が、それでも人は"闇"への不安や誘惑を求めて、逢魔の頃になると、祭りや夜見世に出かけたくなります。
"ランカイ屋"・水族館劇場が見せる夢は一期一会の夢ばかり。この星、此処でしか観られません。『NOMAD 恋する虜』あと八夜。
 

水族館劇場 2010公演『NOMAD 恋する虜』が初日を迎えました。
宣伝美術の近藤ちはるさん(<< Link: JAGDA)によって毎回、入場券にも公演内容に沿った意匠がほどこされる『NOMAD 恋する虜』の入場券ですが、海外の古い札を摸してデザインされています。古札の柄だけでなく、紙質や色にもこだわっています。それだけにとどまらず、劇団員によってひと手間加えられ、使い古しの"味"を出しています。
恋する虜 チケット
 
前売り入場券の取扱いは、インターネット上では終了しました。
5月 28(金)、29(土)、30(日)
6月 1(火)、2(水)、3(木)、4(金)、5(土)、6(日)、7(月)
の前売り入場券は、古書ほうろうパリットフワット、バンバンバザール
往来堂書店にてお取扱いしています。

いよいよ、水族館劇場 2010公演『NOMAD 恋する虜』の幕が開きます。
蜃気楼劇場

水辺の虜の恋心

水族館劇場 2010公演『NOMAD 恋する虜』の
初日まで、あと二日と迫った水曜日。駒込大観音境内入り口には木戸が組み上がりました。
NOMAD 恋する虜』の""の文字は""が"ハート"に、""の""が"ケージ"になっています。
 
木戸の上、"恋"のココロが浮かんで見える。
水族館劇場・木戸

強い風

水族館劇場 2010公演『NOMAD 恋する虜』の
初日まで、あと三日と迫った火曜日。
いつもながらテントをはみ出し、光源寺境内の児童公園広場にもセットや仕掛けが(安全に気をつけながら)急ピッチで作られています
この日は風が強く、蜃気楼劇場のシートは風が叩きつける大きな音が始終響きました。境内に組まれた骨組みで作業する劇団員の背後、駒込大観音の大銀杏の樹が、生きもののように蠢いていました。
水族館劇場
 

ランカイ屋"ランカイ屋"という聞き慣れない言葉を耳にしたのは、3月に「古書ほうろう」で開催された高山宏 meets 水族館劇場『古書の森の劇場』のふれこみでした。曰く、"「綺想の学魔」高山宏と「野生のランカイ屋」水族館劇場"。
ランカイとは、"覧会[らんかい]"。つまり展覧会とか博覧会の覧会で、ランカイ屋とは、現代で言えば、仕掛け人とかイベント・プロデューサーでしょうか。野心や夢を一緒くたに詰め込み描いたカーニバル。
かつて博覧会は、夢のように突然現れては忽然と消えてしまう、巨大な遊園地でした。機械仕掛けの見世物小屋、未来を具現化した(あり得ない構造の)建造物...。人たちが日々の生活や労働を忘れて、歓楽をさまよい歩く、夢の装置を実現する者がランカイ屋です。

水族館劇場は、大手広告代理店では決して描けない夢を見せるランカイ屋でございます。
 

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