河童の<三途の川>流れ

入方興行 昨日(2010.10.20)、ちんどん屋や見世物興行にくわしいヒデさんより、見世物興行「入方興行社」入方 勇さんが熱海(静岡県)で亡くなられたことを報されました。
入方さんは若くして「大寅興行社」から独立し、「入方興行社」を起ち上げ、現在では二つしか残ってない見世物小屋として各地の古い祭へ巡業されていました。
また一方で「水族館劇場」でも活躍されていました。準団員のような立場で公演に参加し、建て込みから観客の整理にあたったりもされてきました。芝居の役柄から「カッパ君」の愛称でも親しまれ、幕間に見世物芸で楽しませたり、芝居でも"狂言回し"役をアドリブを交えながら演じました。何が飛び出すかわからない危うい芸風や大胆な客いじりは、高山 宏さんからは、"キャビネット・ワンダー"と名付けられました。
"河童の川流れ"という諺もあるように、なにか新しい芸でも試すうちに失敗されたのでしょうか・・・。カッパ君のことだから、きっと今頃は三途の川のほとりで死に神でも捕まえて、もう一儲け考えているに違いありません。(写真左上: 2009.12.12. 調神社にて)

 舞台に立てば、肝の据わった立ち振る舞いをされる入方さんですが、普段は人見知りで、とてもシャイでした。写真撮影をとても嫌いました。それでも時々、気を許して照れ笑ったり、戯けたりした表情が忘れられません。今年、短い時間でしたが、芝居のことや仕事のことなど駒込大観音で何度か話し、みたままつり(靖国神社)で挨拶したのが、お会いした最後となりました。
入方さん
(写真上: 2009.5.21、6.6)
 
2010年 10月。水族館劇場のお陰で知り合えた大切な人たちの中、自分より年若い二名を見失ってしまいました(写真: 2009.6.5)。
 
■ 秋月、秋日(吹ク風ト、流ルル水ト。
<http://ho-bo.jugem.jp/?eid=1619>
 
■ 河童小僧ゆく(鏡乃有栖の穴
<http://ameblo.jp/kagaminoalice/entry-10685843233.html>

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コメント(2)

詳しいことははまだ分かりませんがショックです。
来月の新宿花園神社で会えるのを楽しみにしていたのに‥。
入方興行社といいキグレサーカスといい仮設興行の世界はこの先、どうなるのでしょう。

ヒデさん、
先週の川越氷川祭に「入方興行社」は出られなかったようですね。
私には、入方さんの訃報が信じられずにいます。数年後、水族館劇場に設置された舞台のプールから『クエッ、クエ〜!!』と、飛び出してくるんじゃないかと・・・。
いつかは資本が大きいシルク・ドゥ・ナントカに駆逐されのかもしれませんが、人が“闇”を欲する限り、見世物小屋もサーカスも、ありつづけるのではないでしょうか。
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10/22(金)〜24(日)は、上野公園にて『ヘブンアーティスト TOKYO』です。

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このページは、管理者ウが2010年10月21日 18:51に書いたブログ記事です。

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