2010年3月アーカイブ

知の轍

加藤さん 最近では映画『Deep in the Valley 谷中暮色』(監督: 舩橋 淳)にも出演されています、郷土史家の加藤 勝丕[かとう かつひろ]さんです。
加藤さんは足を悪くされてから車椅子で生活されていますが、現在でも精力的に谷中の街を往来する姿を見かけます。ある時はお祭りの雑踏の中、ある時は夕刻遅いイベントなどでもお見かけします。『わたしたちの谷中』(台東区立谷中小学校百周年記念)では、加藤さんの街ゆく姿を、親しみを込めて"谷中パトロール"と名付けて呼ばれているそうです。
レジ袋には沢山の資料を詰めて、軍手をはめると、ひと息つきます。そして意を決するかのように、力強く車椅子を押し始めます。

加藤勝丕さんは時々、「手が震える」「耳が聞こえない」とボヤくのですが、ちっとも暗い様子ではなく「困っちゃったなあ」と言う感じです。それよりも関心事は、いつも谷中の郷土史や五重塔再建のことで、太いしわがれ声で熱弁をふるいます。常に過去に向かい、新たな発見を探し続けています。
自らの障害、ましてや姿格好などお構いなく、知への道を突き進みます。
その後ろ姿に、生きる姿勢を見せられている気がします。
へび道
 
無数の知の轍で、現在も踏み固められる"歴史の道"こそが、谷中の大いなる財産です。
 

Flame

靴もオーダーしないのに、よく「SONOMITSU[そのみつ]」に立ち寄ります。その日も「そのみつ」SHOPの店長は、採寸や接客に忙しくしていました。3月に改装した店内をぼんやり眺めていたら、あちらこちらの"枠"が目に止まりました。
食器棚、液晶パネル、鏡、飾り棚、階段、・・・。
"枠"は、別世界の風景を切り取って見せてくれます。
そのみつ
 

不忍ブックストリートMAPの最新版が完成し、不忍ブックストリート・スタッフ&助っ人の方々による折り込み作業を経て、MAP広告主、谷根千界隈の店舗を中心に配布が始まりました。
MAPには、一箱古本市 Week(2010/4/24〜5/9)関連企画のチラシも挟み込まれています。今年もライブ、映画会、トークショー、展示会、ワークショップなど、様々な企画が発表されました。ぜひ「不忍ブックストリートMAP」を入手して、一箱古本市 Weekの計画をお立てください(定員がある企画はお早めに申し込みください)。
また、メインの『第 10回 一箱古本市』(2010/4/29,5/2)の店主紹介、および出店場所が発表になりました。
不忍ブックストリートMAP
 
桜の開花を皮切りに、いよいよ一箱古本市に向けて、盛り上がって参りました。
桜、ハナミズキ、つつじの見頃には『一箱古本市』の開催です。
 

中村 公紀 展

中村 公紀 千駄木の「古美術 上田」にて、『中村 公紀[なかむら こうき]』展が開催されています。(2010/3/27〜4/11)
中村 公紀さんによる新作・アクリル絵画作品が展示されています。
写真ではディテールが伝わりませんが、とても凝った構図と色彩です。

中村 公紀
 
■ 中村 公紀[Ko-Ki Nakamura] 展
http://www2.ocn.ne.jp/~narchy/
期間: 2010年 3/27(土)〜30(火),4/3(土),4(日),4/7(水)〜11(日)
時間: 11;00 - 18:00(最終日: 16時迄)
場所: 古美術 上田 <http://ueda-arts.com/>
住所: 東京・谷中店/ 文京区千駄木 3-41-12
交通:
東京メトロ千代田線「千駄木」駅 2番出口 徒歩3分
JR日暮里駅 徒歩 5分
* 谷中銀座とよみせ通りの交差からすぐ。
「キッチン マロ」と「池田屋蒲鉾店」の脇道入リ、左長屋・奥。
古美術上田
 

集合写真

はい、目を瞑らないよーに。こっち向いてー!
こらー、そこの黒白っ!!
集合
 

象革の鞄

命の認識』に展示されている、保存溶液に浮かぶにされたアジア象の死産胎児の標本。
アジア象の胎児この骸は、
ハリウッドなら、きっと 20ヶ月もかけずに作り上げてしまうであろう、
精巧な 3Dロボットにも劣る傀儡です。
 
この象は生まれては来られなかった水子です。
 
神様が魂を入れ忘れた象革の鞄です。
 
母象の羊水のなかで、体の一部として育まれた象の着ぐるみです。
 
だが。しかし、・・・
生き損ないの、この象は、やっぱり生きていたに違いなく、
 
きっと母象は、腹の中で鼓動を聞き、
生まれ来る我が子の存在をを確認し、喜んだに違いない。
 
きっと象の胎児の標本を見た者は、
生まれなかった子象の存在を認識し、記憶に刻まれたに違いない。
 
ならば動かぬこのアジア象は、生きていたのと同じ事なのかも知れない、と、
ふと思ってみた次第です。

■ 命の認識(東京大学 総合研究博物館
http://www.um.u-tokyo.ac.jp/exhibition/2009inochi.html
開催期間: 2009年 12/19(土)〜2010年 3/28(日)
開館時間: 10:00 - 17:00(入館は16:30まで)
休館日: 月(* 1/11、3/22は開館)
12/24、12/29~1/3、1/12、1/16、1/17、2/12、2/25、2/26、3/23
入館料: 無料
場所: 東京大学総合研究博物館 <http://www.um.u-tokyo.ac.jp/
アクセス: <http://www.um.u-tokyo.ac.jp/information/map.html>
 
命の認識
 

農学部総合研究棟遺跡見学会 2010年 3/26(金)、27(土)の二日間、東京大学埋蔵文化財調査室が行っている農学部総合研究棟建設予定地での遺跡調査を見学、及び説明する会が開催されています。
建設に伴う遺跡調査について埋蔵文化財調査室が行ってきた研究成果を一般公開し、活動を知られ、理解いただくための遺跡見学会が開催されています。
遺跡からは、明治時代の宅地造成を示す遺構、水戸藩中屋敷の道等を確認しました。江戸時代以前の土器や石器も出土しています。
また以前、武田先端知ビル(浅野地区)建設地より発掘されました弥生土器やガラス玉、明治時代の銃弾も併せて展示しています。(復元された弥生土器を間近に見られます)

東京大学埋蔵文化財調査室」の原 祐一さんによる解説が、一時間毎に行われています。
説明会
 
■ 農学部総合研究棟遺跡見学会
<http://www.aru.u-tokyo.ac.jp/nougakubu_gensetu.pdf>
開催: 2010年 3/26(金)、27(土)
時間: 11:00 - 15:30(雨天中止 )
解説: 11:00、12:00、13:00、14:00、15:00
会場: 農学部総合研究棟建設予定地
主催: 東京大学埋蔵文化財調査室 <http://www.aru.u-tokyo.ac.jp/>
協力: 文京区教育委員会
問い合わせ先: 東京大学埋蔵文化財調査室
* 月〜金(10:00〜12:00、13:00〜16:00)
遺跡見学会は雨天中止ですが、
月曜から金曜日の10:00~16:00(3月中)、遺跡の見学は可能です。
足元と場内で稼動している重機等には十分お気をつけください。
農学部
 

深夜マイナス1

一日降り続いた雨が上がった 23時。白山のジャズ喫茶「映画館」
映画館
 
愛猫のコタロウが駆け抜けた。
ジャズ喫茶映画館
 

PRINT

プリント冷たい雨の水曜日。プリントの件で、nipporini[ニッポリーニ]氏に相談。
拙ブログのために撮影している写真なので、たかだか 600万画素のデジタル画像です。今まで L版しか印刷したことがなく、今年初めてポストカード・サイズに印刷してみたのです。今回は nipporini氏のスタジオで、出来得る限り大きな印刷をお願いしました。
結局、たった一枚の写真をプリントするために半日を費やしていただきました。
nipporiniさん、ありがとうございました。

この後はご本人に見て頂いて、気に入ってもらえるといいのですが・・・。
 

休日の終わりに

谷根千は、週末とお彼岸が重なり、大勢の人と車で賑わいました。それでもこの町は日暮れとともにパッタリと人通りが途絶えます。
へび道の北端、「Jay Tsujimura[ジェイ ツジムラ]」さんのスタジオ前では、ジェイさんと、イカれたイカした花屋「198 Queen st. Kingston」のヒラサワさんが、ウィンドウの花を替えていました。
梅、桜と、"和"なピンクの花が続き、明日からは、斜め向かいの古本&古道具「不思議(はてな)」で入手した赤いガラス瓶に活けたにWhite Calla[カラー]です。
ココロと花を入れ替えて、休日を終わらせよう。
ジェイツジムラ
 

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